やっと春本番になったのに、なぜ琵琶湖の釣り納めなのかというと、理由は田おこしです。
琵琶湖周辺の田おこしが進み、しまかぜ夫婦が釣らせて頂いているエリアでも田んぼに水を貼っているのが確認できました。
今後は雨が降るたびに川や水路を通じて田んぼからの泥と農薬が流れ込むため、魚がそれを嫌って沖に遠ざかってしまいます。
田植えが完了するまで陸っぱりアングラーには厳しい状況が続きます。
お世話になっている尾鷲・熊野のロコアングラーさんから「アオリイカ釣れてますよ!」とのお知らせを頂いたので、来週以降は厳しいと言われる春イカに挑戦するつもりです。
エギングで釣れたら最高ですが、おそらくアジの泳がせになるかな??
しまかぜ夫婦が琵琶湖に出かけたのは4月10日です。
前日の9日朝に強烈な雨が降ったため、水温が急落し、周辺のエリア一帯に強い濁りが残っていました。
「こらあかんかなー」と思いながら釣り開始。
瀬田川洗堰から250m3/秒の放流があることも手伝って、北から南に向かってそこそこの早さの湖流があり、綺麗な水が入ってきているようです。
そして水は思っていたほど冷たくはない。
ルアーはここ数ヶ月使い続けているisseiの沈み蟲です。
使い方やセッティングなどについては、こちらの記事で詳しく触れています。
湖流と風を計算に入れてマンメイドストラクチャーの際を通せるようにキャストを繰り返します。
マンメイド周辺には石が散財していて、そこにもバスがついている場合があります。
同じ場所に投げ続けてバスに飽きられるのを防ぐためにも、周辺も探ります。
釣り始めて1時間ほどたった頃。
マンメイドの少し先にキャストが決まり、ほんとにスレスレを通せるなーと思った刹那、袖を引っ張られるような感触!
後から考えれば枝の可能性もあったのですが、その時の自分は引っ張られた感触に生命感を感じたのか、ただの条件反射なのか、気がついたら全力で巻き合わせをしていました。
そのままの勢いで竿を曲げ、ゴリ巻きするとこちらに寄ってきます!そして魚が首を振っている感触!
「来たかも!魚かも!!」と夫を呼び、ネットを構えてもらいます。
ネットの手前で強く抵抗されたので、夫から「もっと竿を曲げて!(ネットに寄せて)」と指示が飛びます。
暴れるバスを抑えるように竿を思い切り曲げてリールを少し巻くと、ほどなくして夫がランディングしてくれました。
50cmはなさそうだけど、そんなことよりお腹太い!体高やばい!!
課題だったフッキングは、口の横のいい場所にガッチリ掛かっていました。
測ってもらうと47cm/2540gでした。
おおぅ。。。ナイスバディ。。。嬉しい。゚(゚´ω`゚)゚。
この後も2時間ほど釣り続けましたが、自分のバイトはこれ1回のみでした。
わずかなチャンスを全力でモノにできて本当によかった!!
次のハイライトは1時間とすこし後。
買ったばかりのワールドシャウラ1832で様々なワームやルアーを快調にぶっ飛ばしていた夫。
その間にも暖かくなっていき、水の透明度も徐々に回復していきます。
水面を時々小さなベイトが跳ねているのに目をとめました。
「水が良くなってきたし、もしかしたらバスがボトムより上の方を見ているかも?」
手早くゲーリー5シュリンプを結えてマンメイドの裏側にキャスト、静かに着水させます。
1投ですぐに反応がありました!
「小さいけどアタッてる。。。」少し間を置いてなおアタり続けているのを確認し、鋭いフッキング!
竿を曲げてテンションを維持しつつ、手早く巻いてあっと言う間の鮮やかなランディングでした。
先ほどのバスよりはちょっと細い??でもこのバスも見事な体型です。
長さを測ると夫から笑みがこぼれます。50cmありました!!いいなあー!
50cm/2430gでした!
ワールドシャウラ1832最高の入魂フィッシュ!
ロッドが8’3″と長いため取り込み時に苦労するようですが、底物ができる感度と巻物ができる柔軟さがあるため、使い心地はよいようです。
このバスの計測時に夫がスマホを落としてしまい、レンズの保護カバーが割れたため、少し早めに釣行を終えました。
今日は喜びの一杯!
目標としていた50cmには届かなかったけど、課題だったフッキングを決めて躊躇なくゴリ巻きして、あれだけの見事なバスを釣れたのでとても幸せです(*´ω`*)
夫の技あり良型50UPも見事でした。
厳しいコンディションの中でしたが、二人とも琵琶湖の春の締めくくりにふさわしいバスを釣ることができました。
これから2ヶ月ほど琵琶湖を離れますが、今年はせっかく覚えた沈み蟲の釣りをいろんな場所で試してみようと思います。