現行のちまラバは、DECOYのスライディンヘッドという舟型のシンカーを採用しています。
- 流れのある海や川などでの水平スイミングが得意(レンジキープしやすい)
- ワンタッチでフックを交換できて便利
- 細身ですり抜けがよいためゴツゴツした岩や海藻などにひっかかりにくい
などのメリットがあります(*´ω`*)
海の釣りでもバス釣りでもたくさんの釣果がありますが、カサゴ釣りなど対ロックフィッシュで本領を発揮するタイプのシンカーと言えそうです。
一方で気になるデメリットもあります。
- リフト&フォールの釣りには向かない
- アイに浮きゴミや淡水藻の切れっ端などが引っかかる
- オーバーハングや沈み枝に放り込むとアイの出っ張りが根がかりの原因になってしまう
主にバス釣りでヘビーカバーを撃つ釣りをする時に問題になる点ですね。
しまかぜには撃ちの釣りの経験がないので、なかなかピンと来なかったんですが、テスターの山ちゃんからのフィードバックを何度か頂くうちに、事態を理解しました。
おそらくこのシンカーならスライディンヘッドののデメリットをフォローできるのでは?と思って選んだのが、DECOYのスイッチヘッドです。
ころんとしたデルタ型のシンカーです。
山ちゃんがヘビーカバーの池でテストしてくれたので、頂いた感想を箇条書きでお伝えします。
- 垂直フォール(着水点から縦方向に真っ直ぐ落ちる)するため、杭やウィードの隙間などをピンポイントに攻められる
- ボトムパンプやリフト&フォールなど縦方向のアクションがやりやすい
- 上方向への出っ張りがないため、浮きゴミや切れ藻などが引っかからない
- ウィードジャングル、入り組んだ枝などを抜けやすい
- 最初はピンを引き抜くのに力がいるが、十分な強度があり、後ろ方向へのすっぽ抜けはしづらそう
- 21gあれば、厚めのウィードを撃ち抜ける
- ウィードの隙間であれば9gで対応可能
- 止水域であればスイミングも十分可能
「レンジキープのしやすさ」と「フックやシンカー交換のしやすさ」「石や岩への引っかかりにくさ」はスライディンヘッドに及ばないのですが、縦方向のアクションと淡水系のカバーに対して強く、幅広い場面に対応できそうです。
山ちゃんはビッグバスに狙いを絞っているので、彼らがシャローにさしてくるタイミングを待っているところですが
U-SANさんとわたしは、スイッチヘッドバージョンのちまラバで釣果をあげています。
チヌはU-SANさん、バスはわたしの釣果です。
サイズはやや小ぶりですが、気持ちのいい食い方でした!٩( ‘ω’ )و
非常によいシンカーなのですが、問題点も少しあります。
現時点でわたしが気になっている点は以下の2つです。
- 使い始めのピンの引き抜きづらさ
- 使い続けた時のピンの緩み(使い込むと徐々にピン穴が広がり、抜けやすくなります)
それぞれ対応策はあるので、なるべくわかりやすい形で取りまとめます。
スイッチヘッドバージョンのちまラバ、自信を持ってお客さまにすすめられるものになりそうです。
テストを重ねながら、なるべく早く商品化できるよう準備を進めます。