1月16日に熊野の漁港に出かけてきました。
当初は手前の尾鷲に行くつもりで候補の漁港をピックアップしていたのですが、熊野の先輩アングラーさんがお声がけくださり、急遽熊野まで足を伸ばすことになりました。
5時少し前に現地到着して、準備を始めます。
周辺はかなりの強風が吹いていましたが、山々にブロックされてほぼ無風です。
四日市より5℃ほど高く、冬なのに温暖な感じ。
灯りの少ない場所なので、空を見上げると見たこともない数の星が煌めいています。
眼鏡を忘れたので光が少しぼやけてるけど、ひたすらに美しいです。
鯖の塩漬けを付けた胴付仕掛けを投げ続けましたが、小さなアタリしかない💦
釣れたのは餌取りの親分、オオスジイシモチさんだけでした_(┐「ε:)_🎣
釣りを初めて少したつと、先輩アングラーさんが到着。お話をうかがいます。
釣りものがとても豊富な漁港だそうで、足元にはイカスミの跡がたくさん!
アオリイカ、良型のアジ、カサゴ、オオモンハタ、グレなどのほか、いまの時期はブリが釣れるそう。
え、ブリ!?:(;゙゚’ω゚’):
漁港から!?ツバスとかメジロじゃなくて!??
港に入ってくるトウゴロウイワシなどを追いかけて、至近距離でブリのナブラが起きるんだそうです。釣れれば10kg超えの可能性もあるのだとか。
近くに良い磯場があるのですが、大量のベイトフィッシュが港に入ってくるので、かえって港から釣った方が型がよいそうで。
スケールが違う((((;゚Д゚)))))))
朝方にベイトフィッシュが一斉にざあっと跳ね、ナブラが起きます。
その下にはブリがいるけど、もっと活性があがると、ブリが水面に顔をだしてバシャバシャやるそう。
あ、ちょっと遠くでホントにバシャバシャやってる!すんげえー!!!
話がひと段落したところで、先輩アングラーさんはアジ狙い?小さなジグヘッドに身持ちをよく加工したアミエビを付けてキャストします。
時折突風が吹く中で、流れるようなキャストに大きくシャクるラインメンディングの所作が綺麗。
上手というか、釣りが生活の一部に溶け込んでらっしゃる印象です。すごい。
残念ながら今日はアジはいない様子。
夫はアジングから胴付きに仕掛けを替え、あちこち探ります。
しばらくするとカサゴを釣ってきました。
この子は小さいのでリリース。
駆け上がりでアタリが頻発するようで、器用に釣ってはリリース、一部だけ持ち帰り用に頂きます。
夫にアタリの出る場所を教わってわたしも投げてみます。
砂地から駆け上がりに差し掛かったところでバイト!
運良くお持ち帰りサイズのカサゴが釣れました!
釣り続けるとさらに大きなアタリがあったものの根にもぐられる!!((((;゚Д゚)))))))
しばらく粘ったのですが、根に化けてしまい釣り上げられず。
釣れていれば30cm近くありそうな何かでした。残念。。。
胴付きを全てロストしてしまったので、息子と一緒に水中観察をします。
満潮を迎えるとおびただしい数のトウゴロウイワシの群れが入ってきました。
大きめのニボシサイズのお魚さんなのですが、エメラルドがかった海に青い光が散乱して綺麗!
先輩アングラーさんがミノカサゴを見せてくれました。独特のヒレがこれまた美しいです。
ハコフグ、石鯛の稚魚によく似たオヤビッチャ、20cmほどのグレ。
夫はヤガラを見つけたようです。
水族館のような光景に、息子が身を乗り出して興味深く海を見ています。
その後エサは取られるもののアタリには至らず、11時前に納竿しました。
リールを軽く洗うなどの片付けをしていると、突然バシャバシャと大きな水音が響きわたります。
ブリのナブラだ!頭だしてる!すごく近い!!!
夫がソワソワしすぎてリールをアスファルトに落としてしまいました💦
わたしたちは何もできませんでしたが、先輩アングラーさんは間に合ったよう。
惜しくも掛けられなかったと報告しに来てくださいました。
星の美しさ、エメラルドがかった透明な海、色とりどりのお魚たち、大迫力のブリのナブラ!
持ち帰れたのはカサゴ4匹でしたが、スケールに圧倒されて大満足で帰途につきました。
帰り道の「おわせおさかな市場 おとと」でまぐろどんとDX地魚丼に舌つづみ。
ここのお魚(特に地元産のまぐろ)はお値ごろでとても美味しいので、もしお近くに来ることがあったらぜひお立ち寄りください!
持ち帰ったカサゴは夫が手際よくお刺身にしました。漬けにして頂きます!