前回の記事で、冬の琵琶湖湖北エリアにてバイブレーションオンリーで50UPを狙うという、無謀な作戦を立てたしまかぜ。
夫の釣行時に湖北と湖西を見てきてもらい、マイナス70cmもの減水が思った以上に大きな影響があることを痛感しました。
風景写真を数枚送ってもらったのですが、広範囲が干上がっていて、浅すぎて巻けない場所が多そうです。
また、しまかぜが好きな急深のブレイクがあるエリアはまだウィードが残っているため、ハードルアー全般が使えない状態です。
そのため作戦を練り直すことに。
モラモラ、モラモラドリュー、うめばいぶに加えてワームを2種追加することにしました。
追加ワームの1つ目がゲーリーヤマモトのハートテール。
選んだ理由は自分が知る限り、ノーシンカーでもバッチリ泳いでくれて、最もスローにナチュラルに誘えるシャッドテールだから。
狙いは50UPなので、しまかぜが使い慣れている3.5インチではなく、6インチクラスのオリジナルサイズにしました。
使い方は基本ノーシンカー。
キャスト時にクルクル回って困るようなら、オレンジの丸の位置に0.9gのネイルシンカーを入れて重心を安定させます。
あとはテールが機能するギリギリの速度でゆっくりただ巻きします。
表層から順に着水からのカウントを取って少しずつ深い場所を巻いていきますが、中層から下(深さ5mなら2.5m以深)は捨てるつもりでいます。
食い気のあるバスに下から追いかけてもらうイメージです。
強風または波で投げづらく沈ませづらい時に、補助的に自作ラバージグの「ちまラバ」を使用します。
シンカーが2タイプあるのですが、ヘッドの交換(重量変更)が簡単で水平スイミングに向いたタイプを選びました。
もう一つはisseiの沈み蟲3.2。
こちらも普段は使わない最大サイズを選んでいます。
釣り方は初挑戦となるボトムジャーク。
基本は2回パシパシっと軽く弾いて5秒ステイ、糸を張ってまた2回パシパシっと弾く、の繰り返しです。
キャストした後にラインメンディングして、フックのアイを必ずこちらに向けること、円などを描かずに真っ直ぐに弾くこと、ポーズ時に竿先を戻すことなどが大切なようです。
たまらんばい永野さんの解説が詳しくわかりやすかったので、動画リンクを貼っておきます。
詳しくは後述しますが、表層から中層の巻きを優先するためナイロンラインを選んだ関係で、沈み蟲を使う時はボトムの感覚がボケ気味になるほか、浮き上がりやすくなります。
そのためお尻に1.5gのネイルシンカーを刺してバックスライドセッティングにして使います。
上記の弱点を多少なりとも相殺して扱いやすくする狙いがあります。
この2つのワームを追加したことで、浅い場所、根掛かりのキツい場所、ウィードが残っている場所、ボトムを攻められるようになりました。
最小限の手数ですが、対応力は格段に上がっていると思います。
このような対応を考えた理由には、琵琶湖の減水事情とは違うもう1つの理由があります。
琵琶湖に限らず全国のフィールドでそうだと思うのですが、冬は強烈な北風が吹くことが多く、風裏を探してあちこちポイント移動することになります。
1つの有望ポイントに腰を据えて釣ることが難しく、それゆえ性格の違うさまざまなポイントに対応する事が求められると考えました。
基本は根がかりに強く、広範囲を探れるハートテールを巻き倒す展開になると思います。
巻くのに飽きてきたら沈み蟲のボトムジャーク。
波風が強い時にうめばいぶの力を借りる形になるかと。
最後にしまかぜの対琵琶湖タックルをご紹介します。
- シマノ ワールドシャウラ(レッドタイプ)1703R-2
- シマノ 12アンタレスHG(ブレーキをSVS♾第二世代に改造)
- サンヨーナイロン Z06 20lb
まさかの1タックルです(*・ω・)ノ🎣
ワールドシャウラ1703は柔らかめのヘビーロッドで、巻物はもちろんある程度の撃ちものにも対応します。
現行の超赤ワールドシャウラ1703に買い替えるために一度手放したけど、自分にはほどよい柔らかさとダルさがある旧赤のほうが合っていることに気付かされ、2年後に書い直しました。
リールは後継の19アンタレスが好きになれなくて、未だ現役の12アンタレス。
ギア比をノーマルからハイギアに変えたり、ブレーキをピーキーなSVS♾第一世代からマイルドなSVS♾第二世代に交換したりした、思い入れのあるリールです。
ライン選択はフロロかナイロンですごく悩んだのですが、結局使い慣れたナイロンにしました。
フロロだとハートテールをゆっくり巻いている間にラインが沈んで通す場所が下がっていくことが予想されたため採用できませんでした。
おそらく強風下での釣りとなるため、少しでもライントラブルが少なく、飛距離が出ることを優先したかった事情もあります。
ナイロンで底物をする場合、ラインの伸びと糸を張った時の感度がフロロに劣る事情から、操作感がボケたりワームが底から浮き上がりやすくなる問題があります。
太い糸と重量のあるワームを選択することである程度和らげることが可能なので、ラインは自分に扱える最大の太さの20lbに、沈み蟲も最大のサイズの3.2を選びました。
沈み蟲に1.5gのネイルシンカーを入れてバックスライドセッティングにするため、この点でも多少は扱いやすさが向上すると思います。
今週琵琶湖に行くことになったので釣りバッグに必要なものを準備していたのですが、中身はこれだけ!(夫はわたしがダレた時用に小バス釣りの動具も持って行ってくれるそうですが)
過去最高にシンプルな気がします。
釣行前の能書きで2つも記事を書いてしまってすみません_(┐「ε:)_
でも、作戦ないし釣りの方針って難しい釣りになればなるほど大切だと思うので、いままでの経験とわずかな知恵を総動員して考えました。
詰めて考えた後は釣るだけ!
初回でいきなり釣れるとは思っていませんが、全力を尽くしてきます。